pomupomublog’s diary

あなたの時間を無駄にするブログ。こころして読むべし

人として一皮むけた日FINAL

この記事は前回、前々回、前前前回の記事の続きとなっている。

 

まだ読んでいない方は先にそちらの記事を読んでからこの記事を読むことをお勧めする。

 

↓前回の記事

pomupomublog.hatenablog.com

↓前々回の記事

pomupomublog.hatenablog.com

↓前前前回の記事

pomupomublog.hatenablog.com

 

自分の中での葛藤は確かにあったものの、僕はなんとか自分をコントロールし、ファミレスへと同行することに成功したのだ。

 

僕たちが行ったファミレスはテーブル席一つにつき大体4人の人間が座れる仕様になっていた。

 

ファミレスに行ったメンバーは僕を含めて8人。

 

テーブル席の関係上4人4人で分かれるしか道はなかった。

 

友人A君と一緒になれる世界線がその時の僕にとってはベストだったのかもしれないけど、残念ながらA君とは別々のグループになってしまった。

 

そもそもの話だ。

 

仲の良い友達と一緒に居れる時間なんて限られている。

 

卒業、就職などの人生の節目となる出来事の度に親しい友達なんか簡単に消えてしまうものだ。

 

その人とどんなに良好な関係であったとしても、だ。

 

誰が悪いわけでもない。

 

仕方のないことなんだよ。

 

僕が通っていた予備校の講師が、「卒業式の時にどんなに友達との別れを惜しんで泣いたとしても、新学期が始まって5月くらいになるとけろっとしている」というようなことを言っていたような気がしないでもないが、今になって思うと非常に物事の核心を突いた言葉だなと思う。

 

勘違いしてほしくないが、僕は決して昔の友達を切り捨てろ、とそういうことが言いたいわけではない。

 

僕も今でも仲良くしている昔の友達がいるし、出来ることなら昔の友達とも仲良くしたほうが良いに決まっている。

 

とどのつまり僕が言いたいのは、環境に合わせて新たな友人関係を構築していくことが大切であるということである。

 

ただ、今の僕は残念ながらそれが出来ているような気配が全く感じ取れない。

 

今日一日に関してもずっと友人A君のいるグループに潜入してしまったし、新たな友人を作るチャンスを自らみすみす逃してしまっていたのではなかろうか?

 

そういう意味ではこのファミレスという場において、不本意ながらも友人A君と席が離れたのはある意味チャンスであったのではないか?

 

こういうことでもない限り自分から積極的に行動する人間ではないからな、僕は。

 

僕たちは4人4人で分かれてテーブル席に腰を落とすことに成功することが出来た。

 

さぁ、運命のメニュー選びが始まる。

 

いや、別にそんな大層なもんでもないな。

 

僕らのグループ4人は結構がっつり系の食事を注文し、もう一つのグループ4人はパフェのようなものを頼んでいた。

 

ちなみに僕が頼んだのは汁なし担々麺だ。別に後悔はしていない。

 

汁なし担々麺がテーブルに着丼すると、僕はこの日二度目の悪寒を感じることになる。(ごめん、悪寒は言い過ぎた。いざブログを始めてみると、出来るだけ話に面白味をもたせようと少し盛って言ってしまう癖が僕にはあるのかもしれない。以後気を付けることにする。)

 

髭剃ってきてねぇ......。

 

そうだ、まさか懇親会に打ち上げなんかあるはずもないと予測していた僕は、髭を剃るのを忘れてしまったのだ。

 

おまけに僕の顔には先日記事に書いた通りそこそこ目立つほくろが仁王立ちしている。

 

↓先日書いた記事

pomupomublog.hatenablog.com

 

どうしよう......。

 

幸い今はマスク社会真っ只中。

 

マスクを外さない限り醜態を晒す心配など微塵もない。

 

僕は担々麺を素早く捕食する決意をした。

 

体感だが、ものの1、2分の出来事であったのではなかろうか?

 

素早く担々麺を食らった僕は高みの見物。空っぽの器がテーブルにそびえる。

 

先輩がおごってくれたフライドポテトもあったが、なんとか顔に注目がいかないように気をつけながら慎重に口に入れることにした。

 

食事を終えて外へでると、雨がポツっポツっと降り始めていた。

 

僕らは駅前まで移動し、少し雑談してから、ようやくお開きになった。

 

僕の中では、かなり健闘した一日だったと思う。

 

普段なら行かないであろう二次会にもきっちりと顔を出すことに成功したし、いつものようにすぐに落ち込んでやけくそになることも少なかった気がする。

 

今日の出来事は間違いなく僕を一皮むけさせた。

 

ありがとう、懇親会。

 

ありがとう、友人A君。

 

ありがとう、地球上の全ての人達よ。

 

この日の思いを胸にこれからの生活を一生懸命生き抜いていくと僕は心に決めた。