先日、僕の所属している集団の会合が開かれた。
正直なところ、若干めんどくさいなと思った。
その日は休日だったし、昔の友達と遊ぶ予定も立てようとしていたからだ。
でも、最近は新型コロナウイルスの影響で中々こういった会合を開くという機会は少ない。
しかも、僕の数少ない友人(以下A君とする)がなにやらその会合に参加するらしく、そういうことなら行こうじゃないの、ということで意を決して行くことにしてみた。
僕は集合時間よりもかなり早く集合場所にたどり着くことができた。が、なんだか急に怖くなってきたのだ。
僕はその集団に所属はしているものの、メンバー全員を把握できているわけではない。
もしそのメンバーの中に、小学校や中学校の顔見知りがいたらどうしよう、とそう考えたのだ。
もしかしたらこの現象は僕だけに生ずるものなのかもしれないけれども、僕は小学校や中学校のそこまで仲良くなかった人に会うとものすごく気まずい気持ちになるし、いたたまれなくなる。
小学校、中学校の顔見知りがいる可能性を危惧した僕は、少し周りをぶらついて集合時間ギリギリにいこう、と計画した。
その行動に何の意味があるのかは僕でさえも分かるはずがない。
そうやって無味乾燥な時間を過ごしているときに僕の携帯電話がブーっブーっと音を立てて振動したのだ。
A君だ。
僕はA君からの着信に応じた。
どうやら少し家を出るのを遅れてしまったようで、少し焦っている様子だった。
その時僕はA君に、「朝コーヒー牛乳飲んで腹壊したから今トイレいるわ!」とこれまた全く意味のない嘘をついた。正しくは「朝コーヒー牛乳飲んで腹痛めたから今トイレいるわ!」だったか?いや、どうでもいいか。
そんなこんなで時間を潰している内に、集合時間の5分前になったので、意を決して集合場所へ向かう。
既に集合場所にはそこそこ人が集まっていていた。
僕はそそくさと建物内にはいり、一番後ろの席に着席する。
座ってから1、2分ほどたったころに、A君も建物に入ってきた。なんとか間に合ったんだな。
そして、会合が始まった。
会合は本当にあっけないものだった。
ものの5分程で連絡事項の説明は終わり、懇親会なるものがスタートした。
僕はコミニュケーション能力が著しく低い。コミニュケーション能力の低い人間にとって人と触れ合うということは至難の業だ。
とはいえ今日は友人であるA君がいる。僕は彼と同じグループに潜り込んだ。
懇親会は各々が持ち込んだゲームをやりながら自己紹介をしていくというものであった。
正直この時僕はうまくやっていたと思う。
出来る限りテンションを上げ、その場を掌握、とまでは行かなかったけれども、そこそこ盛り上げることが出来た。その時の自分を抱きしめてあげたい、今になってそう思う。
この続きも書こうかと思ったが、やっぱりやめにした。
続きは次回書くことにする。(正直なところ、PART1、PART2、のようにブログを分けて書いている人に淡い憧れを抱いているのでやってみたいだけ。)
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