身長が欲しい.....。
とにかく身長が欲しい.....。
今の僕のこの状況を打開するには何が必要か、そう、身長だ。
僕は身長が低いからこそ、ネガティブになり、内気になり、数多の壁にぶちあたる。
そのように感じている。
実際、自分よりも身長の低い男性の方々を見ると、非常によろしくない考え方ではあるが、無意識の内に優越感を感じてしまうのだ。
ここまで来ると、僕は身長という名の魔物の奴隷だ。それも従順な。
来る日も来る日も気にしてしまうのだ。
何かしらのアクションを起こさなければ現状は打開できない。人生っていつもそういうもんだ。
だから、僕は父親が服用していた亜鉛のサプリメントを摂取することにした。もちろん、1日の摂取回数はしっかりと守って。
どこかで聞いたんだ。亜鉛は身長を伸ばすのに重要な栄養素であると......。
今までサプリメントを飲まないという謎のプライドを掲げていた僕にとって、今回サプリメントを摂取したというこの事実は、僕の仁義に反する。
でも、突き進まなければならないんだ。
身長が低くない男性には、僕のこの気持ちが1ミリも理解できないと思う。
そんなことは当たり前のことだ。
人それぞれ違いがあって、個性がある。
だからこそ、人間は面白い。
その反面、人それぞれに違いがあることが災いとなって、他人に嫉妬の感情を抱いたり、時には不本意に他人へ悪口を吐いてしまうこともあるかもしれない。
であるからこそ、人間は、手をとりあって、助け合っていくことが必要なんだ。
かなり話がそれてしまったが、これで僕の言いたいことが少しは読者の皆さんに伝わっただろうか?
そういうわけで、何とかして、僕は身長を伸ばさなければならないのだ。
そのために、これからも試行錯誤し、時にはへこたれることもあるだろうが、腐らずに、自分という一本軸をしっかりと打ち立てて、人生を送っていきたい。 (終)
「話が飛躍しすぎだろ」というつっこみは野暮なのだろうか....。