先日、家族で出かけた時にたまたま楽器屋さんを発見した。
店頭には激安のイカしたギター達が堂々たる姿で飾られていた。まるで自分たちがギターとして生を受けたことに何の疑いも持っていないかのような、そんな顔をしていたんだ。
そのギター達を見て、僕は正直心を揺さぶられた。「僕の前世はもしかしたらミュージシャンだったのかもしれない...。」と、そう思ってもおかしくないくらい、心を揺さぶられたんだ。
だがそこで、僕の脳裏に一抹の不安がよぎる。
「僕のような人間がギターをやっても良いのか?」と。ギターは容姿が整っていて、常に異性からワーキャー追いかけまわされている人々がさらに己の付加価値を上げるためにたどり着く桃源郷...というイメージが僕の中にある。
このブログを普段からご覧になっている方にとっては周知の事実なのかもしれないが、僕はネガティブで、容姿が乱雑で、おまけに要領も悪い、そんなダメダメ人間なのである。こんな人間がギターを手にしてしまった日には、一体この世界はどうなってしまうのだろうか?
だけど...ギターをやってみたいという思いは僕の中で確かにある。まぁ別に人前で披露をするわけではないから、もっと気軽な気持ちで購入してしまえば良いのだけれど......。