pomupomublog’s diary

自堕落が、僕のモットーです。

引き続き‥‥‥

今日も今日とて自動車教習に邁進だ。

今日は技能教習に加えて、応急救護なるものを勉強した。

自動車を運転するすべての人が、事故が起こる可能性を念頭に入れて日々を過ごさなければならない。全ての人々の安心、安全のために。

 

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僕が通っている教習所では、応急救護は個人個人で学ぶのではなく複数人がセットになって学ぶ形式であったため、若干の緊張を覚えつつ、応急救護の授業は始まった。

参加者は女性の方が多かった。

(自動車教習を始める前までは教習に通う人の大半が男性であろうという謎の先入観があったが、いざ実際に教習に通ってみると女性の方が大半でびっくりした。そして、無意識に性別で役割を考えてしまっていた自分が恥ずかしく、とても愚かに思えてきた。こういう自分のダメな部分は積極的に直していかねばならない。)

しかし僕は今までの人生で(ゼロ、というわけではないが)ほとんど女性と関わってきたことがないので、こういう状況には度々悩まされる。

おばさん、おばさん、おばさん、お姉さん、お姉さん、おじさん、お兄さん、僕、といった構成だと記憶している。

う~ん。しかしながら、最近の若者はほとんど同じような服を着て、同じような髪形、髪色をしているなぁ。僕も含めて。まぁ僕の場合は茶髪にしたこともないし、友達も少ないので、まだ最近の流行には抗っている方だろう。

これ一体今何の話してるんだっけ?

応急救護の授業の中で三角巾を畳んでサイズを調整し止血する、というものがあったが、これがあまりにも(僕には)難しすぎて、半分頭真っ白になっていたら、教官の優しいおばさんが、僕にサイズ調整済みの三角巾を授けてくれた。人って温かいなぁって最近は感じるようになったよ。本当に。

意識を失っている人に対して胸骨を圧迫して脳に血液を流す練習も行った。

「これは来た!」と思った。

三角巾で醜態をさらしたからには、何とかこの胸骨圧迫のフェイズで取り戻さなければ、じゃないと本当に僕は何も出来ない人間になってしまう!!

「これは練習なので、そんなに力を入れてやらなくても良いですよ~」と教官は言うけれど、僕にとってはそんなの関係ない。僕の眼前で、人が一人倒れている。人形なんかじゃない。明らかに人工的な物質で構成されているが、決して人形じゃない。

この日最大の力を振り絞って、命をかけて、僕の前に横たわる人にむけて胸骨圧迫を、命を吹き込んだ。そんなこんなで応急救護は終わった。

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家に帰ってきた後はポール・オースターの「ブルックリン・フォリーズ」という小説を読み終えた。無駄に長い小説で、読み終えるまで4、5日かかったが、何とか読み終えた。還暦の孤独なおっさんが主役の物語で、どうにも自分とそのおっさんを重ね合わせてしまう。こういう「孤独」に目を向けた小説をもっと読みたいね。